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ペットサロンやペットショップは、ペットにサービスをする仕事というだけでなく、ペットに喜んでもらうことで、飼い主を幸せにする仕事です。最近、ペットは単なる愛玩としてではなく、コンパニオン(伴侶)として、いわゆる家族としての役割を担うことが多くなっています。

[目次]
1. ブレインストーミング
2. 開業にあたっての注意点
3. 競合店分析やお店の特色づくり
4. 物件
5. 開業資金
6. 収支計画

[内容]
1. ブレインストーミング
ペットに関する仕事がしたい。ではペット関連の仕事は具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
いくつか挙げてみましょう。ペットショップ、ペットカフェ、トリマー、ペット用グッズ販売、ペット専門ホテル、ペットトレーナー、ブリーダー、獣医師、ペットエステ、ペットカウンセラー、ペット同伴ホテル(ペンション)、ペットシッター、ドッグラン、ペット保険等いろいろとあります。このコンテンツを読んでいる方の中には、「ペットにかかわる仕事がしたいけれど、何をしたらよいかわからない」という方もいらっしゃると思います。その場合には、自分は何が好きなのか、そしてどのような仕事に向いているかという観点から考えてみるとよいのではないでしょうか。

2. 開業にあたっての注意点
自分が好きなことだけやっていてお金になるのであれば苦労はしません。自分がやりたいことと実際その業種がどのくらいの顧客ニーズを持っているかを知ることが必要です。ペット業界全体では、1兆4000億円程度の市場規模となっております(『ペットビジネスに関する調査結果2014』株式会社矢野経済研究所)。同研究所の調査によれば、2013年度では、ペットフード市場が4,476億円、ペット用品市場(ペット用おむつ、)が2,498億円、そしてペット関連市場(生体、ペット美容室、ペット医療、ペット保険、ペットホテル等)が7,314億円となっています。近年はペットに対する健康管理の意識が高まっているとのことです。
動物関連の仕事ですと、獣医師を除き、国家資格が必要ではありませんが、民間資格でも取得しておかないと、どうしても顧客からの信用を得られるのは難しいでしょう。例えば、トリマーについて、国家資格はありませんが、ほとんどの人が社団法人ジャパンケネルクラブの認定するトリマー資格を取得しています。ペットホテルも資格は取得する必要はありませんが、動物取扱業の届け出が必要です。もちろん愛玩動物飼養管理士、ドッグアドバイザーの資格を取得しておくと、お客様に安心感を与えられるでしょう。ペットカフェであれば、食品衛生責任者の資格取得者が必要です。また、ペットグッズ販売はアンティークの首輪や中古品を扱う場合には古物営業許可が必要です。
以上のように資格の取得が必要ないことが多いですが、資格が技術や知識をアピールすることになり、ひいては顧客獲得によい影響を与えます。

3. 競合店分析やお店の特色づくり
どんなお店にしたいのか。夢というものは口に出し、具体的な道のりが見えてくればかなうものです。お店のコンセプトは、成功している店を参考にすることから始めてもよいでしょう。なぜ、その店は成功しているのか、自分だったらもっと、こうすることによってうまくやるのに、と考えましょう。その店と同じことをやってもうまくはいきません。
まずは通常の形に、自分の個性を付け加えましょう。そして、自分をはじめとしたペット好きならば、こういうサービスがあったら、こういう商品があったら喜ぶだろう、そういうふうに考え、お客様のニーズに答える店を目指しましょう。あなたが考えた付加価値を付ける、そしてお客様の不満を解消する。それが成功の秘訣です。

今ではそれほど珍しくはありませんが、ペット同伴ペンションについて、次のようなプロセスで考えていきます。
何の職種でどのようなことをしたいのか。
→ペットと一緒に泊まれるペンションを経営したい。
そうしたい動機は。
→ペットを預けるのも不安なので、観光地に一緒に連れていきたいがペットが泊まれる宿泊施設が少ない。
お店のコンセプトは。
→ペット用のベットや、ペット用の食事(無添加、無農薬のフード)も用意。
ペットも入れる露天風呂を設置。
イメージを具体化。
→風呂の後に、トリミングやマッサージも行う。
犬の誕生日には、犬好きなスタッフも交えて、誕生日会を祝う。

4. 物件
お店のコンセプトに合わせた物件を探すことになります。例えばドッグカフェ等のペット同伴を前提とした場合は、ロードサイドや駐車場のある物件、ペット用品店等のペットを必ずしも同伴させなくてよい場合は、駅近の気軽に立ち寄りやすい場所でもよいでしょう。
住居用物件ですと営業時間の設定が自由にできなかったり、看板も自由に出せなかったりします。ペットを扱うお店ですと、保証金が多く要求されますが、何も伝えずに開業すると、トラブルのもとになりますから、不動産屋にその旨確認しておきましょう。
周辺に競合店がないかも注意しましょう。他の業態のペット屋があれば、周囲にペット好きが多いというシグナルにもなります。
ペットのにおいも問題になりますので、換気が十分にできるかどうか、設備を確認しておく必要があります。
大型公園が近くにあれば、ペットを連れて歩く人が多いことも期待できます。車で来店される方、あるいは散歩の後に立ち寄られる方等が落ち着けるような業態のほうが良いでしょう。
駅近の繁華街は、人通りが多いですがペットの散歩には不向きな場所です。従いまして、ペット同伴を目的としたドッグカフェの経営は難しいと思います。
閑静な住宅街に出店する場合には、鳴き声には細心の注意を払うべきです。ご近所の迷惑にならないように壁にしっかり防音対策が施されている物件を選ぶ必要があります。壁厚でも換気扇やダクトから鳴き声が漏れてしまうこともあります。
隣人は必ずしもペット好きな方ばかりとは限りません。犬がわんわん吠えて、隣の人からはうるせー!という怒鳴り声が聞こえてくることもあります。度が過ぎると、殴り込みに来る事件も起きました。もちろん殴り込みにきて暴力をふるうほうが悪いのですが、そうさせたあなたに原因があります。
ペットは常に人に見られているとストレスを貯めてしまうものです。お店の隅に人目の届かない場所を作り、静かに休ませてあげましょう。

5. 開業資金
店の業態によって開業資金は大きく異なります。トリマーやトレーナーであれば、その技術習得に200~300万円もかかりますが、ペットアロマセラピストであれば10万円もあれば可能です。
ここではトリミングを想定してみましょう。スクールには通い終えた後という設定です。また、駐車場を3台分確保してある1階の閑静な住宅街と仮定。

店舗取得費   :360万円
店舗設備・什器費:240万円
備品      :100万円
内装工事代   :500万円
運転資金    :480万円
計       :1,680万円

6. 収支計画
大型犬、中型犬、小型犬に分けて、それぞれ一匹当たり単価と1日来店者(犬?)数を仮定。

設備投資は、店舗設備・什器費、備品、内装工事代840万円を約10年で償却。
人員は経営者以外2名を想定。ケース1~3では正社員は自分以外1名。

期待ケースで5年で返済可能です。


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