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飲食業の代表格であるラーメン店はどちらかというと多産多死の業種です。それにひきかえ、中華料理店はラーメン店ほど新規開業が多くはありません。でもあまり頻繁に閉店しているほどでもありません。さて、どちらが儲かると思いますか。

ラーメン店で店の外に行列ができたというのは、聞くことがあります。その反面、中華料理店で店の外に行列ができたということはほとんど聞いたことがありません。
従いまして、結論から申しますと、当たればラーメン店の方が儲かるが、潰れてなくなることも多い。中華料理店の方は大儲けはできないけれど、そこそこやれる。つまり、ラーメン店はハイリスク・ハイリターン、中華料理店はローリスク・ローリターンの商売であるということです。

なぜ同じ飲食店なのにこれだけの差があるのでしょうか。もちろんこれまで述べたラーメン店と中華料理店は一般論です。中華料理店でも高級料理路線のものではハイリスク・ハイリターンの商売になります。

実はそれぞれの店にはお客様から求められるものの違いがあります。ラーメン店はそれこそ店の数だけラーメンの種類があります。お客様はそのラーメンの特色に期待するのです。例えばラーメン二郎のラーメンは、「あれはラーメンではなく、「二郎」という食べ物である」というジロリアンもいらっしゃいますが、ラーメン店には個性を求め、その味が受け入れられれば遠方からも訪れます。

中華料理店はどうでしょうか。その店ごとの味の違いはあるのでしょうけれども、その中華料理店の味に、その店にしかない個性を期待するでしょうか。ボリューム感のある料理が手早く出てくればほぼ満足ではないでしょうか。

このようにラーメン店はその店特有の味、つまり新しいアイデアがないと客は増えず、中華料理店は味がそこそこでとりあえず一定レベルの技術がありさえすれば、それなりに客は確保できるのです。むしろ中華料理店に必要なものは、近くに競合店がなく、周辺に人がそこそこ住んでいるかどうかです。

ラーメン店と中華料理店のどちらをやるべきか、というのは、結局のところあなた次第(性格や事業に対するスタンス)と言うことになります。
新しいアイデアで店を開けば大儲けする可能性も高い反面、失敗する可能性も大きい。既存からあるアイデアであれば、ロケーションさえ間違わなければ大儲けする可能性も小さいですが、失敗する可能性も小さいことになります。

これは起業に対する考え方にも繋がります。奇抜なアイデアがなければ起業できないというわけではありません。とりあえず当たり前のことから初めて、そのうちオリジナリティを見つけていけばよいのではないでしょうか。大きく失敗したら終わってしまいますし、日本と言う国は何度もかんども立ち上がるのは困難な社会でもあります。

起業に当たって、よく差別化はなんだといわれますが、そんなに起業のハードルを上げる必要はありません。


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