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領収証に貼る収入印紙の金額は、領収書の種類と金額によって決められています。印紙税を正しく知っておきましょう。

 

  1. 領収書の種類と収入印紙の金額
  2. 消費税額記載時の課税・非課税
  3. 印紙税における注意事項
  4. おわりに

 

  1. 領収書の種類と収入印紙の金額

 

印紙を貼らなければならない文書は全部で20種類あります。そんなに覚えきれませんね。ここでは皆様に身近に関係する印紙税を見ていきたいと思います。

まずはいわゆる領収書ですが、印紙税では「売上代金に係る金銭又は有価証券の受取書」とか長いタイトルになっています。

まず覚えておいたいただきたいことは、5万円未満が非課税になる、ということです。つまり49,999円までの領収書には印紙を貼らなくてもよいということです。

 

記載された受取金額ごとの印紙税の金額は次の通りです。

100万円以下のもの             200円

100万円を超え 200万円以下のもの     400円

200万円を超え 300万円以下のもの     600円

300万円を超え 500万円以下のもの     1,000円

500万円を超え1000万円以下のもの     2,000円

1000万円を超え2000万円以下のもの     4,000円

2000万円を超え3000万円以下のもの     6,000円

3000万円を超え5000万円以下のもの    10,000円

5000万円を超え  1億円以下のもの    20,000円

1億円を超え    2億円以下のもの    40,000円

2億円を超え    3億円以下のもの    60,000円

3億円を超え    5億円以下のもの    100,000円

5億円を超え   10億円以下のもの    150,000円

10億円を超えるもの                200,000円

 

受取金額の記載のないもの           200円

ちなみにここで上げた金額は「売上代金に係る金銭又は有価証券の受取書」に貼るものですので、領収書(商品販売代金の受取書)の他に、不動産の賃貸料の受取書、請負代金の受取書、広告料の受取書等も含まれます。

 

なお、営業に関係のないものは印紙を貼る必要はないので、例えば、弁護士、公認会計士、税理士等が発行する領収書等には印紙を貼る必要がありません。

 

  1. 消費税額記載時の課税・非課税

消費税が入るとどうなっちゃうのでしょうか。

一般的には消費税額は印紙税の対象ではないのですが、消費税の区分を明確にしなければなりません。

 

例えば、「領収金額 1,080,000円 うち消費税額80,000円」「本体価格 1,080,000円 消費税額80,000円」というように、消費税額が明らかな場合には、本体価格のみが印紙税の対象となります。

一方、消費税の区分が明確でない場合、例えば「領収金額 1,080,000円」としか書かれていないときには、領収金額全体が印紙税の対象になります。

前者の場合には、200円の印紙税で済みましたが、後者の場合ですと400円に上がってしまいますので注意が必要です。

 

  1. 印紙税における注意事項

印紙税が課される文書の作成者が印紙税を納付しなかったときは、納付しなかった印紙税額の3倍の過怠税が課されます。収入印紙を貼っていないことを自主的に申し出たときは1.1倍で済みます。

同様に文書に収入印紙を貼っただけで消印をしていなかった場合もその収入印紙と同じ金額の過怠税が課せられます。

この過怠税については、法人税の損金や所得税の必要経費とみなされないので注意して下さい。

 

収入印紙を間違って張り付けた場合には、その文書をそのままの状態で所轄税務署に持参して手続きをとれば、還付してもらうことができます。

 

もし汚れたり、棄損した収入印紙があった場合は、最寄りの郵便局で新品の収入印紙を交換することができますが、そのときには5円の手数料がかかります。

 

4. おわりに

そもそも収入印紙を貼っていないことがいつばれるのかというと、お客様のところに税務調査に入り、税務署が収入印紙を貼っていない領収書を見つけたときとなります。領収書はお客様だったりするのですが、税務調査に慣れていないと、そういうところにも気づきませんし、所詮困るのはお店の方ですから、事前に対処してもくれません。

税務申告書をきちんと作成して納税したというのに、印紙税で過怠税を取られたら非常にアホらしいです。領収書にはきちんと収入印紙を貼るようにしましょう。

都度納税しておけば全く問題はない話です。

ある日、あの時、あの場所で収入印紙を貼っておかなかったら、「印紙税は突然に」です。

 


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