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現代社会の問題の一つとして、ストレスの増大があげられています。サラリーマンが気楽な商売なんてものは今や昔。自営業だって同じこと。明日はどうなるかわからない不確実な時代で、人は癒されたがっています。リラクゼーションサロンで起業としたいとお考えの方は、このような現在の背景をご存知のことでしょう。そしてお客様を癒してあげたいという使命をお持ちのことと思います。それは依然自分がストレスで困っており、リラクゼーションサロンで癒されたことを知っているからでしょう。
さて、リラクゼーションサロンでの開業ポイントについてみていくことにしましょう。

[目次]
1. ブレインストーミング
2. 開業にあたっての注意点
3. 競合店分析やお店の特色づくり
4. 物件
5. 開業資金
6. 収支計画

[内容]
1. ブレインストーミング
リラクゼーションサロン業界は急激な成長を遂げておりますが、設備投資を最低限に済ます方法もあり、参入障壁が低く(サロンの展開内容にもよります)、競争が激化しております。以前、マッサージといえば10分1000円取れていたものが、今や10分単位にすると500円もかからない時代になっており、リラクゼーションサロンの経営自体が困難になっています。事業が立ち行かずに資金が回らず、借金取りから追われる毎日。リラクゼーションを立ち上げてお客様を癒してあげる前に、自分が癒されたい!そんなことにならないために、失敗しないためのポイントを挙げておきました。
まずはあなたがどのようなコンセプトのお店を目指していくかをイメージしてみましょう。コンセプトの前にあなたが行いたいリラクゼーションサロンの種類は何か、簡単に分ければ「施設型」「施術型」「複合型」の三種類があります。それぞれで初期設備投資の金額も大きく変わってきます。投資金額が大きければあなた自体の重い腰が上がらなくなるでしょう。
施設型ですと、リラクゼーションサロン機器を導入することになり、初期投資がかかります。それにひきかえ、施術型であれば、設備は自分の体と、店舗のみ、出張型にすれば自分の体があればよいので、初期投資自体は少なくて済みます。但し、収益力は格段に下がるでしょう。複合型はこれら施設型と施術型を両方混ぜたものです。

2. 開業にあたっての注意点
今、あなたは手元にいくらありますか?あるいは周りの人からいくら出してもらえますか?正直申しまして、リラクゼーションサロンでちょっと修行してましたとか、スクール出ました、くらいでは創業融資を借りることも不可能に近いと思います。有名なリラクゼーションサロンで何年にもわたって店長をやっていました、その店は全国でナンバーワンの売り上げを取りました、とか、そういった実績があれば話は別ですが、そのような優秀な方はその有名なリラクゼーションサロンの出世コースに乗っていらっしゃるでしょうから、脱サラもする人はするでしょうが、しなくても年収が稼げる方々です。そのため、今自分がどれくらい持っているか、周りの人に出してもらえるかが、初期投資の限度額と言えるでしょう。会社設立だの、店舗を借りる、内装、広告宣伝費、数ヶ月の生活費などなど、数百万円貯めてからでないと、とてもではないですが開業はやめたほうがいいです。あなたが資金繰りにあくせくしているようでは、お客様にリラックスを与えることなどとてもできません。もし大してお金がないようでしたら、出張型で開業資金を貯めてから始めるか、あるいは今の住んでいるところで(事業を行ってよいか、大家さんに確認してください)、小スペースで始めたほうがよいでしょう。
次にリラクゼーションサロンをやりたい、人を癒すことが天職であると確信している、そういう情熱があること、それと同時に冷静に収支を考えられるかということです。情熱と冷静さのバランス。これはリラクゼーションサロン以外の事業にも言えることですが、何度も言います。リラクゼーションサロンはお客様にリラックスを売るところであり、あなたがリラックスしていない状況ではお客様がリラックスを感じることはありません。「資金繰り、資金繰り、資金繰り!」うるさいようですが、本当に重要なのです。ですから始める前から収支計画は十分に立てておかなければなりません。
当社にお越しの方は「手技」でお客様を癒したいという方が多く訪れていただいていますので、「施術型」を中心にお話を進めていきます。
どのようなサロンをやるか、施術型と言ってもたくさんあります。整体、カイロプラクティック、マッサージ、アーユルヴェーダ、タイ古式マッサージ、アロマテラピー、ヨガ、ピラティス、リフレクソロジー、エステティックなどなど。
サービスが決まれば、顧客あたり単価もイメージでき、あとは集客になります。集客で重要なことはロケーションですが、立地や物件については、後ほど記載しますので、まずはマーケティングを考えてみましょう。このマーケティングは商圏がどのエリアであり、ここには何人の潜在利用者がいるのか、そしてそもそも競合店は何店存在し、その競合店と比較して、当社は何で勝っているのか、特色は何かを明確に思い浮かべることです。往々にして、リラクゼーションサロンをやりたい、さっさと始めたい、開業しました!あれ?お客様が来ない、で慌てるパターンがほとんどです。その場合、潜在顧客にあなたの店が認知されていないのですが、そもそも競合店よりも何か勝っているものがないと、競合店から乗り換えようとは思いません。従いまして、この競合店分析は綿密に行いましょう。
開業にあたっての注意点をまとめます。まず開業資金、そしてマーケティングに基づいた収支計画です。それは何のために?会社をうまくいかせるためだけではありません。お客様に最高のリラックスを提供するために、資金繰りに窮してあなたがリラックスを失わないためにです。リア充は不可欠です。

3. 競合店分析やお店の特色つくり
サービス内容が変わらないのであれば、安い方を選びますよね。新しくできた店よりも今まで使っていたサービスがよくわかっている店を選びますよね。開業した途端に、高いハードルがあなたを待ち受けています。そのハードルをこえるためには、競合店分析を行って、彼らからどのようにお客様をこちらに来てもらうようにするか、御社の特色、つまり魅力は何かを自問自答しなければなりません。そのための競合店分析です。
そのときに注意すべき点を6つ挙げておきます。
① 競合店は何を売りにしているのか、
② 競合店のサービス内容はどのようなものか。
③ 競合店のサービスごとの価格は。
④ 競合店の接客対応の仕方は。
⑤ 競合店のレイアウトや坪数は。
⑥ 競合店のスタッフ数は。

これらのポイントを調査して、お客様に魅力のあるサービスを提供しましょう。

次に、お店の特色作りです。いわゆるあなたらしさですね。大きなサロンには大きなサロンの戦略が、小さなサロンには小さなサロンの戦略があります。特に小さなサロンの場合、何でも屋になってはいけません。小さな店はイトーヨーカドーやジャスコに勝てないですよね。同じことです。小さい店だからこそお客様が足を運んでいただくための強力な特色が必要なのです。お仕事帰りのOLさんの肩こり、腰回り専門のマッサージ屋とした場合に、フェイシャルやオイルマッサージはやらないほうがよい、とそのようなことです。もちろんそれをあなたのイメージで組み合わせて、メッセージを潜在顧客に届けられれば、それは特色になります。
決して小さい店だから大きな店のブランド力にはかなわないと思う必要はありません。あなたらしさの追求と、そのメッセージが適切にターゲットとするお客様に届き、そのサービスがお客様に喜びを与えること。これができれば、価格競争に陥ることのないお店となることでしょう。

4. 物件
人通りの面したところでお客様が訪れやすいところであれば、家賃が高いに決まっています。当然人の動線は気にしなければなりませんが、あなたの提供したいサービスが何によるかです。クイックマッサージは疲れたからついでに寄っていくか、というお客様が多いので、わざわざ訪れることはないために人通りに面したところに店舗を構える必要がありますが、あなたのサービスを求めてくる顧客は路地裏でも来るでしょう。メイク直しが必要なフェイシャルであれば、OLさんが自宅から通いやすいところであり、駐車場の利用がしやすいことも必要となります。
意外と家賃が高いところは広告宣伝費が少なく済んだり、逆に家賃が安いところは広告宣伝費がかかったり、家賃+広告宣伝費は変わらないこともあります。
人通りの多い場所に構えたときには、お店そのものが広告宣伝媒体となりますので、看板、のぼり、ウェルカムボードなどの工夫も必要になります。

リラクゼーションサロンでは内装も重要です。癒しの空間でなければなりませんので、清潔感や内装の統一感、適度な明るさ、入店のしやすさなどによる安心感は不可欠です。レイアウト次第でお客様の回転数は大きく変わることを心得てください。

また、リラクゼーションサロンはお客様へのリラックスを全身で感じていただく場所であり、まさに五感全てに訴える必要があります。手技が上手ければ十分ではありません。

5. 開業資金
何のサービスを行うのかにもよりますが、あん摩マッサージ、鍼灸は、国家資格となっております。カイロプラクティックは日本カイロプラクターズ協会による専門大学教育や日本カイロプラクティック機構が実施する試験に合格して登録する制度があります。エステティックにも公的な資格制度はないものの、業界では一定の技術に対する認定制度があります。きちんとした専門学校を選ぶと、数百万円もの学費がかかりますが、こちらの学費は考慮せず、単に、内外装の設備費等の初期費用はご参考までに次の通りとなります。

10坪程度 内外装費 300万円(ベッドなど設備も含む)
開業時の広告宣伝費 150万円
3か月分の運転資金 240万円
ざっくりと700万円。
売り上げは月に90万円程度。

6. 収支計画
売上は単価を3,000円として、1日来店者数を12名、1か月稼働日を25日としました。人員は経営者が自ら、そしてアルバイトのみを使うイメージで作成しております。

自己資金300万円ほど準備、内外装費を10年で償却と仮定しています。


日本政策金融公庫の融資が通る可能性は?

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