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起業をしてもいいことばかりではないと聞くのに、どうしてそんなに起業するのでしょうか。起業家を駆り立てる目的や動機とは何なのでしょうか。

 

  1. 今に疲れた
  2. 自由に働きたい
  3. 学歴を考えると就職してもたかが知れてる
  4. 夢を実現したい
  5. 社会的使命に目覚めて
  6. あの起業家みたいに儲けたい
  7. 自分のスキルを活かしたい
  8. おわりに

 

  1. 今に疲れた

人間関係に疲れた、上司に怒られるのがいや、今の仕事がつまらなくて苦痛。さらには、そもそも残業時間多すぎ、土日祝日も出勤、疲れが取れない。お客様対応が面倒。

実は法律違反を犯している。お客様にモノを騙して売っているのではないかと疑問に感じる。

 

前者の理由はネガティブな理由で、単なる今から逃げたいという甘えに見えます。後者の方はいわゆるブラック企業でしょうか。労働時間の問題もブラック企業の条件の一つでしょうが。

 

例え自分に対してはネガティブな理由で会社を退職して起業したとしても、ポジティブな理由に変えられるかどうか、それが差別化を生むはずです。

人間関係に疲れない会社はどのようなものか、今の仕事を面白くするためにはどうしたらよいか、残業時間を減らすためにはこの仕事をどう変えていったらいいかなど。

お客様対応が面倒、というのも、あなたの性格であった場合は問題ですが、会社がターゲットとするお客がそのようなお客を引き付けるのかもしれませんし、会社が変われば別の質のお客様を引き付け、顧客対応が好きになるかもしれません。

例え、ネガティブな理由であったとしても、ポジティブな理由に変えて、起業のエネルギーと事業のヒントに変えることが大切です。もっともここでネガティブな理由というのは、「履歴書的に」という意味です。飽きっぽい人は社会的にNGですが、我慢して続けることが本当に正しいかどうか。

 

  1. 自由に働きたい

起業すると正直、土日も関係なくなります。土日祝日に休暇を確実に取りたいという方はサラリーマンをやり続けた方が良いでしょう。しかし逆に、深夜朝まで働いて午前中寝ていようとか、土日仕事したから月曜日は休みとか、サッカーのチャンピオンズリーグ決勝を見に行くから5月の半ばは前後小旅行も含めて10日休み、サッカーのワールドカップを見に行きたいから4年に一度1か月はバカンス、とか自由な働き方ができます。もっとも欧州で働けば、1か月休暇がとれる仕組みをみんなが尊重しあっている国もあるくらいですから、日本人がいかに働き蜂なのか。いや効率悪く働いているだけなんでしょうけれども。

だいたいサラリーマンで土日も仕事なんて、逆に土日仕事しかやることがないなんて、どんだけ暇人なんだよと、起業の準備でもしなさいよ、と思いますね。

 

  1. 学歴を考えると就職してもたかが知れてる

中卒だの高卒だの、普通の大卒だの、有名私立大卒だの、有名国立大卒だのと、概ね日本社会は学歴で行ける会社や年収がほぼ輪切りされる社会です。右肩上がりの経済で、大量の新卒を会社の人事が捌くシステムでは非常に効率的な制度だったのではないかと思います。しかし右肩上がりの直線的な経済成長である社会においては、と限定付きです。

この場合、事務処理能力の高い人材が優秀な人材でありました。ですから

試験が得意な人材=事務処理の高い人材

が等式で成り立ちました。これが日本の高度経済成長を支えたのも確かです。

しかし、今は時代が変わり、明日がどうなるかわからない社会です。こういう社会では創造力があり行動力もある人材が優秀な人材となるでしょう。そのとき

試験が得意な人材=創造力と行動力のある人材

という等式が成立するかは、はなはだ疑問です。

ただ、社会が変わろうと、人事制度はいまだそれほど変わっておりません。そのため学歴が低い方は残念ながら今のままですと負け組にしかなりません。起業して成功を収めない限りは、資本主義社会においては永遠に勝ち組になれません。

一度塀の中に入ってしまったから、やむなく起業もあるでしょう。普通の会社に勤めるのは難しいですからね。

 

  1. 夢を実現したい

やりたいことがある。これは一番純粋な起業の動機でしょう。それだけで上手くいくものではないですが、一番大切なことです。夢を追わなければ、何も実現しません。飛行機を発明したライト兄弟だって、自転車屋が空を飛びたいという夢が、飛行機を実現させたのです。まあ、ドリカムですよ。夢をもってあなたもミリオンセラーを狙いましょう。

 

  1. 社会的使命に目覚めて

夢を実現したいとともに、純粋な動機と言えるでしょう。ピキーンと額から火花が出るような感覚です。神が降臨したでも仏が悟りを教えてくれたでもどんな表現でもいいです。自分の夢ではない、社会の人が望むからだ、とこれは強い動機です。

自分もそうなのですが、自分だけのために頑張るってのはなかなか大変ですよね。でも誰かのためならば、必死に頑張れるものです。

たまに社会的な動機をお持ちの方で、単なる自分の思い込みで、社会の多くの人はちっとも望んでいないということもあるかもしれませんので、お客様がどういう人たちで、どの程度の市場規模か、本当に欲しいのかを把握されてから起業することをお勧めします。

 

  1. あの起業家みたいに儲けたい

経済的な動機ですが、これも立派な動機です。資本主義社会はお金を稼いだものが勝者となる経済ゲームですから、お金を稼ぐことは何ら悪いことではありません。

問題は何をどうやるかですが、あの起業家に憧れるだけで、起業家を集うパーティに参加して「○○様~」とサインを貰ったり、成功体験を聞いただけで自分もこうなれると勘違いするだけというか、結構そういう人多いです。憧れるのは勝手ですが、行動を起こしましょう。彼の成功体験を真似せずにあなたの成功体験を作りましょう。彼と同じことをやっても同じようにはなれません。彼の成功本を購入し、真似してるだけだったら、ほとんど「ヨン様~」と騒いでいる方と何も変わりませんよ。

 

  1. 自分のスキルを活かしたい

会社というシステムではどんな仕事ができるか否かが重要で、新しい仕事を創造することは非常に希です。従って、あなたが特殊技術を持っている場合、それが生かされないケースが往々にしてあります。もちろん、そのあなたの技術を別の会社が必要としている場合もあるかもしれませんが、すぐに起業と考えるのは早計です。

とはいえ、あなたのスキルを活かせる人は実はあなた以外にはいないと思った方が早いでしょう。次には自分のスキルを活かせるプロデューサーを身近に見つけられるかです。お客様がいらっしゃることが確実な場合には起業が、あなたのスキルを活かす最短距離であることは言うまでもありません。

 

  1. おわりに

ネガティブな理由やポジティブな理由、はてまた単なる勘違いや単なる憧れといった多くの起業の動機や目的があります。起業に対する動機は正直何でもよいのだと思います。とにかくまずは最終的にどうなりたいかという夢を設定して、動き出すことが大切です。そしてお客様のニーズに合わせて、様々なことにトライしながら、失敗を重ね、徐々に自分の事業にカスタマイズしていくという、実にコツコツとした作業が、起業というものなのです。

動機や目的が何であれ、起業したということが成功への全ての始まりと言ってよいでしょう。


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