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起業をしたときに、潤沢な資金がない場合には、当然業態にもよりますが資金調達がほぼ必要になります。資金調達が必要な事業と言うものはそれだけでも参入障壁になります。もっともあなた自身がそれだけの資金を確保できなければどうにもなりませんが。

さて、起業するときに行うことができる資金調達手法について見ていきましょう。

 

  1. 起業時の資金調達方法
  2. 周りからの借入及び出資
  3. 赤の他人からの出資
  4. 公的資金の借入
  5. おわりに

 

  1. 起業時の資金調達方法

起業時の資金調達手法には次のようなものがあります。

  • 親族・友人・知人からの借入及び出資
  • 赤の他人からの出資
  • 公的資金の借入

さて、これらを詳細に見ていきましょう。

 

  1. 周りからの借入及び出資

まずあなたがお金を借りる方ではなく、貸す方だったと仮定しましょう。どういう方に貸し付けますか、あるいは出資しますか。

普通は良く知っている人にしかお金を出さないと思います。その感覚は非常に標準的です。事業が上手くいくかどうかわからない状態ではその事業が魅力的かどうかというよりも、その人が信頼できるかどうかでお金を出すしかないでしょう。事業が上手くいくとかいかないとか、そんなことはよくわからないからです。

あなたのことを普段からよく知っている人たち、それはあなたのご両親であったり、友人や知人です。けっこう普段からちゃらんぽらんしているような浪費癖があっても、こいつは憎めないやと言う奴もいるものです。もっとも借りまくって、返せないとそのうち貸してもくれなくなるのですが。

会社の実績が上がり、会社や事業に対しての信用が高まれば、それらの信用でもお金を借りることができるようになります。信用の個人から法人への移転です。

 

  1. 赤の他人からの出資

資金調達の基本は信用です。起業時は会社や事業に対する信用などあり得ませんから、あなた自身の信用となります。普段から付き合っている人たちであればともかく、そうでない人からお金を出してもらうことは至難の業です。よほどその事業に魅力があり、あなたがあった瞬間に相手に電流を落とすくらいの魅力的な存在でなければなりません。

そしてここでの赤の他人とは、プロフェッショナルな投資家です。

中にはエンジェル投資家と言うベンチャー企業専門の個人投資家がいらっしゃいますが、きわめてまれな存在です。また、ベンチャーキャピタルと言うプロのベンチャー投資会社もおりますが、日々色々と魅力的な案件を検討しているので、普通の事業は見向きもされません。数年後、あなたの会社が数10億円の売り上げや数億円の利益を上げるような魅力的な事業でないと、資金調達はかなり難しいと思った方が良いでしょう。

また、近年、アメリカから上陸した「クラウドファンディング」という小規模投資がありますが、あなたの希望どおりの金額が、集まらないことがほとんどです。

日本ではまだリスクの高い事業に投資判断をする土壌ができておりません。クラウドファンディングの多くが、日本の金融規制のために、実際は物販のような位置づけです。紙きれ(株式)がどうなるかよりも今、モノが手に入る方が投資家のハードルは格段に下がるでしょう。

 

4. 公的資金の借入

親族や友人、知人からの資金調達は本来ならば最後の手段の方が良いのです。あなたの事業が上手くいって、出してくれたお金をきちんと返せればよいのですが、往々にして借りた金を溶かしてしまって、結果として返せないことがよくあります。そのときに親族から借りてしまうと、親族の会合に顔を出しにくくなります。

かといいつつ、投資のプロフェッショナルのとことに行っても、相当ハードルが高いです。投資は一般に数年で数倍の価値を高めるような事業でないと調達が厳しいです。それに引き換え、公的資金からの借入は、投資ほど高いハードルではなく、返せなくなっても親族に迷惑をかけるわけでもないので、起業時の資金調達においては最高の選択肢と言えるでしょう。

公的資金の借入には、日本政策金融公庫の創業融資や、各自治体の制度融資があります。親から借りた金を返せずに、親から勘当された話も結構聞きます。お金と食い物の恨みは恐ろしいとはよく言ったものです。

 

  1. おわりに

起業時に、あなたが望む通りの金額を借り入れや出資を受けられるのは、非常に希なケースです。そうなると、資金調達により多くの選択肢をもっているか、あるいは集まった調達金額の中でどのように事業を開始するか、予算の見直しだけでなく、相見積をとることで金額を安くするということです。また、設備投資は下げられる額に限界があるので、運転資金をどれくらい減らせるかです。

起業時の資金調達手法としては、周りの人からの融資や出資、赤の他人(投資のプロ)からの出資、そして公的資金の借入であると述べました。これらの中では、総合的に鑑みて、最後の公的資金の借入がお勧めです。

また、事前にリスクを知っておき、なるべく失敗の回数や金額を減らすことで、持ち出しを減らし、さらに費用節約ができれば、出費する資金が小さくて済みます。

つまり、より多くの資金調達を行うだけでなく、かかる費用を削減、あるいは創意工夫により資金の回収サイクルを短くし、かかるキャッシュアウトを減らすことも一種の資金調達と言えるでしょう。

 


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