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悩み事は何ですか。話しにくいことですか。

起業をする前の皆さんにとって、起業をした後どのように悩んでいる人が多いのかを知ってみたいと思いませんか。

起業をした皆さんは、今の悩みが自分だけのものであるのか、そうでないのか悩んでいることもあるでしょう。さて、今の起業家はどんなことを悩んでいるのかまとめてみました。

 

  1. 起業家の3大悩み
  2. 起業家の属性・動機
  3. 開業資金
  4. おわりに

 

  1. 起業家の3大悩み

日本政策金融公庫が「2015年度新規開業実態調査」で起業家にアンケートを取った結果を簡単に見てみたいと思います。なお数値は3つまでの複数回答なので合計すると100を超えてしまいます。

このアンケートによると、開業時に苦労したことは「資金繰り、資金調達」(47.1%)、「顧客・販路の開拓」(43.3%)、「財務・税務・法務に関する知識の不足」(26.9%)となっています。要するに「金」と「売上」に悩んでいるというわけですな。

それが開業後ある程度たっても「顧客・販路の開拓」(40.8%)、「資金繰り、資金調達」(36.3%)、そして「従業員の確保」(28.5%)、「従業員教育・人材育成」(23.4%)が出てきますが、やはり「金」と「売上」は永遠の悩みのようです。

起業家の3大悩みが「ちび」「でぶ」「はげ」でないことはわかっていただけたかと思います。と言いますか、「金」と「売上」の悩みが大きすぎて、「ちび」「でぶ」「はげ」では悩まなくなってくるのが正解ですね。

 

2. 起業家の属性・動機

ここでは起業家の年齢、学歴、動機、業種を見ていきましょう。

開業時の年齢は、2015年では、29歳以下が7.4%(14.5%)、30歳代が35.8%(39.8%)。40歳代が34.2%(34.1%)。50歳代が15.4%(9.3%)、そして60歳以上が7.1%(2.2%)となっています。カッコ内は1991年の割合です。40代は変わりませんが、若者が冒険せず、50代以降が冒険するようになってきています。1991年のときの起業平均年齢が38.9歳であったのに対し、2015年は42.4歳となっています。

最終学歴は、2015年では、中卒4.0%(7.4%)、高卒28.7%(40.7%)、専修・各種学校24.8%(40.7%)、短大・高専5.8%(4.3%)、大学・大学院36.7%(30.6%)となっています。以前に比べて、高学歴化が進んできており、高学歴=サラリーマンで居座るという図式が崩れているようです。ぴんからきりまで大学に入れるようになったというのも大きいかもしれませんが。

開業動機は、「収入を増やしたかった」(49.8%)、「自由に仕事がしたかった」(46.5%)、「仕事の経験・知識や資格を生かしたかった」(45.0%)が多いものとなっています。「趣味や特技を生かしたかった」(6.5%)は案外少ないものです。ロマンだけでは食べていけないということでしょうか。

開業業種は、建設業(8.6%)、製造業(4.1%)、情報通信業(2.6%)、運輸業(2.0%)、卸売業(5.1%)、小売業(11.9%)、不動産業(3.7%)、飲食店・宿泊業(15.9%)、医療・福祉(19.5%)、教育(2.6%)、サービス業(23.2%)、その他(0.8%)となっています。飲食、医療・福祉、サービス業が多いものとなっています。

 

3. 開業資金

開業資金は500万円未満が32.8%と一番多く、500万円~1,000万円未満31.6%、1,000万円~2,000万円21.8%、そして2,000万円以上が13.8%となっています。開業資金の平均値は1,205万円です。

また、資金の調達先は自己資金が22.8%(平均311万円)、金融機関からの借入が63.4%(866万円)となっています。両社で全体の86.2%を占めます。個別事情によりますが、自己資金と創業融資の金額もイメージがつくのではないでしょうか。創業融資は自己資金2~3倍くらいと言えそうですね。

 

  1. おわりに

こういった起業家の全体的なデータと自分を見比べてみて、ほっとすると思ったり、あるいは同じ悩みを抱えているんだと思った人も多いと思います。起業家は一人になりがちです。他の起業家と同じ悩みを抱えていると知ることで、悩みを抱えている人はあなただけじゃないし、一人で苦しむことはないよ、相談することは決して恥ずかしくないと、思ってほしいですね。

これから起業される方は、結局起業したら「売上」と「資金繰り」で悩むんだなと覚悟してほしいですね。その二つを相談できる先を起業する前に探しておくとよいのではないでしょうか。それら二つの悩みがなくなれば、本当に楽しいものになりますから。

 


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