ブログ

創業融資の面談で、話の流れや、質問に乗ってついつい言ってしまったりするNGワードがあります。そんなNGワードを11個まとめてみました。

 

  • ご存じないかもしれませんが。
  • ワークライフバランスを重視したいと。
  • 自分の好きな時間に働きたいんです
  • 給料は前職以上に設定しました。
  • 他の類似業種はありません。
  • 目いっぱい借りたいんですが。
  • 頑張ります。
  • ○○は○○にお願いしてます。
  • 全く問題ありません。
  • 私、営業はナンバーワンでした。
  • その辺はまだはっきりしてなくて。

 

1.ご存じないかもしれませんが。

「この分野は私の方がよく知っています。」と、今までの長い経験や実績がおありの方は、融資担当者を見下して言うときがあります。確かに、あなたの方がその分野のことは詳しいかもしれませんが、融資担当者もあなたに融資を通してあげようと、前日に必死にあなたの事業分野を勉強してきます。融資担当者も、自分よりもあなたの方が、あなたの事業に詳しいことは百も承知です。でもそこでプライドを傷つけられることを言われれば、カチーンときます。

 

2.ワークライフバランスを重視したいと。

起業後は、サラリーマンのように9時や6時まで働いてそれでOKというわけには行きません。求められるのは事業の結果であり、融資の返済です。もし結果が出なければ、夜寝ずに働け、土日も休むな、と言いたくなるでしょう。

起業の動機を聞かれて、「自分の好きな時間に働きたいんです。」なんて、仕事したくないって言っているのと同じように聞こえますよ。仕事したくないのであれば起業なんてすべきではありません。ましてやワークライフバランスなんてふざけるなと言いたい。起業したら、最初のうちはワークライフアンバランスになるに決まってます。そんなことわざわざ言わなくていいのです。

 

3.社会的使命に目覚めてしまいまして。

同じように起業の動機を聞かれて、漠然と「社会的使命に目覚めてしまいまして。」「神が耳元で囁いたんです。」

そういうことを思うのは勝手です。でも口に出して言うことではありません。なんか他力本願過ぎやしませんか。あくまでもあなたの強い意志で起業したことと、その思いを聞きたいのです。宗教法人を開くのならば別に構わないでしょうが。

 

4.給料は前職以上に設定しました。

収支表で給料が多額に設定されていた場合、本当に儲かって、その結果きちんと返済できれば文句はありません。しかも初年度は、赤字か多少の黒字がほとんどのケースです。とはいえ、そこに自分が欲しい給料がドカンと乗っていた時に、その数字の根拠を聞かれ、サラリーマン時代よりも増やしましたなんて言おうものなら、聞いてあきれます。バラ色の計画が達成されることなんて稀です。少なくともサラリーマンでもらっていた金額よりも上回って記載したときには、その合理的な説明が求められます。

 

5.他の類似起業はありません。

「俺は天才、他にライバルなんているわけないじゃん。」と聞こえます。また、他の類似起業がないということは、上手くいった例がないので、融資の対象にはならないということです。融資を検討していただくためには、融資担当者がイメージの付きやすい類似企業を上げておきましょう。

 

6.目いっぱい借りたいんですが。

これを聞いたときに融資担当者が思うのは、「そもそもいくらの資金が必要なんだよ。」です。収支表などを計算すれば、開業資金もきちんと考えているはずです。「何の計画性もない人だな。」「計数感覚がないな。」「こういう人にお金を貸しても戻ってこないな。」と思われてしまいますよ。

 

7.頑張ります。

「どう頑張って結果出すんですか。」その「どう」が一番重要です。融資担当者としては、別に頑張らなくてもいいから、利益を出して、きちんと返済して下さいということです。

 

8.○○は○○にお願いしてます。

事業計画書の中身について、色々質問している中で、「事業計画書の数字は税理士に作ってもらいました。」「営業戦略は営業部長に就任する者に作ってもらいました。」ので、よくわかりません。では話になりません。あなた社長でしょ、あなたがちゃんと理解して事業計画書を説明しなければだめでしょ。技術的なことであれば、技術部門の人間を連れてきて話させてもよいと思いますが、数字や営業戦略のような文系の人間でもわかりそうなところは、社長自ら説明できるようにしておかなければいけません。こちらも他力本願にしか思えません。

 

9.全く問題ありません。

「来年、黒転するとなっていますが、その根拠は。」と聞かれたときに、すかさず「全く問題ありません。」では何の答えにもなっていません。要するに何も考えてない人なのではないかと思われます。きちんと根拠を具体的に説明できるようにしましょう。

 

10.私、営業はナンバーワンでした。

「そりゃ結構なことで。」という感じです。子供の頃の武勇伝を聞いているみたいです。いつ、何の商品をどれだけ販売したのか、という数字の根拠を示しましょう。

 

11.その辺はまだはっきりしてなくて。

設備投資の金額がまだ見積もりを貰えていなかった時にざっくりした数字があげられ、その数字の根拠について質問されたときに「まだはっきりしてなくて」と言ってしまいます。

「営業先は決まってますか。」「その辺はまだはっきりしてなくて。」「・・・」

 

なんだか自信のないもの言いです。見積もりがまだ届いていなければ、いつまでには正式なものをお届けできます、と期限を明確にしたうえで答えましょう。営業先はイメージくらいはつけておきましょう。イメージしてるだけで実際にアクションしていなくてもいいんですよ。アクションしていると言い切りましょう。言った手前、自分の尻に火をつけて、行動を起こしますから。とにかく不明確なまま答えては自信なさげにしか聞こえません。あなたが自信をもって事業を取り組んでいることを確信したいのです。

 

いかがでしたか。あまり上のNGワードを意識すると、面談のときにかえって躓きます。

コミュニケーションを取るつもりで面談すれば、自然体になれると思います。

自信過剰にならず、自信をもって、具体的に、根拠を示して、真摯に面談に対応しましょう。

 

 


日本政策金融公庫の融資が通る可能性は?

創業資金
事業拡大資金
新規事業資金